現代の漢方薬は厳選された生薬を組み合わせた自然由来の配合薬

松喬堂は滋賀県で漢方薬をメインに扱う漢方薬店です。漢方薬とは自然界に存在する「動物・鉱物・植物」などを乾燥させた生薬を、有効な分量で最低2種類以上混合した自然由来の調合薬です。漢方薬には、含まれる生薬その物の効果と配合によって生まれる効果の2つの幅広い効果を有することが特徴です。

 

 

 

1.漢方薬とは東洋医学の混合薬

漢方薬は、自然界に存在する「動物・植物・鉱物」などを乾燥させた生薬を最低2種類以上混合して作られる配合薬です。

 

 

生薬は自然由来の乾燥薬

漢方薬の原料となるお薬が生薬です。生薬は自然界に存在する「植物・動物・鉱物」などを、携帯性を向上させるために乾燥させたお薬です。

世の中にある全ての有機物を乾燥させると生薬とみなす訳ではなく、しっかりと効果が認められたお薬だけが生薬とみなされます。

 

 

生薬を混合した漢方薬

漢方薬と生薬は似ており、同じものとお考えの方も多くおられます。しかし、生薬はあくまでも漢方薬のベースとなる薬であって、生薬と漢方薬は別物と考えるべきです。

漢方薬とは生薬を最低2種類以上、そして定められた量を混合することで生まれる自然由来の配合薬なのです。

 

 

 

2.漢方薬が治療効果を有する理由

漢方薬が効果を身に付けた経緯に、漢方薬発生のルーツが深く関係しています。漢方薬は中華王朝時代の始皇帝の命により開発が行われ数千年にも及ぶ治験を繰り返してきた東洋医学です。

 

 

漢方薬発生のルーツ

漢方薬が効果を身に着けていった経緯に、発生のルーツが大きく関わっています。漢方薬が発生した経緯に大きな影響を与えた人物が中華王朝時代の「始皇帝」です。

始皇帝は、大きな力を持った国の王であり、更なる繁栄を目指す為に臨んだことが「不老長寿」だったのです。

始皇帝が不老長寿を目指す為に、国を挙げて取り組んだ治験プロジェクトこそが漢方薬発生のルーツなのです。

 

 

4,000年以上もの治験の歴史

不良長寿を目指し治験を重ねてきた漢方薬でしたが、不良長寿の達成はなりませんでした。しかし、治験の過程によって漢方薬には様々な健康効果が存在する事がわかったのです。

この漢方薬の良い効果は始皇帝が途絶えても、治験を重ねる良き動機となりました。

その結果、数千年にも及ぶ漢方治験が行われ、健康に良い結果を生み出すお薬として体系化されました。

その後、江戸時代に日本へと渡り、日本の風土に合わせて体系化されていき、日本人の身体にも良い効果が得られるようになりました。

 

 

 

3.現代の漢方薬処方は治験の集大成

現代の漢方は、漢方薬の歴史が生み出した処方の体系化と漢方薬の適合精度を高める問診の確率によって高い治療効果を発揮します。

 

 

処方の体系化による確実な効果

漢方薬を生み出す為の生薬の組み合わせは、数千年にも及ぶ治験によって多くの効果と結果を生み出してきました。

そして現代では、東洋医学の漢方処方はさらに解読され、日本の風土に合わせてさらに体系化されています。

つまり、現代に存在する漢方薬は歴史的治験からより良い物を厳選されているので効果が高い物が多いのです。

 

 

問診の体系化による的確な処方

漢方薬の処方が、いくら優れていても、対象者に合っていなければ狙った効果は得られません。

漢方薬をメインとする東洋医学が日本へ伝えられてから、東洋医学の要とも言える「問診」も日本の風土に合わせて体系化されています。

つまり、漢方薬を処方する対象となる方の状態を把握する方法が体系化されたおかげで、的確な漢方薬の選定制度が向上しています。

現代では「的確な漢方処方を見つけるための問診」と「効果的な厳選された漢方処方」によってより、優れた結果を生み出す漢方治療が可能ということなのです。

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